
これは心に刺さる映画だった。このところアクション映画など派手な傾向の映画を見ることが多かったので、シリアスなサスペンスものは久しぶり。
アメリカの先住民族の居住地「ウィンド・リバー」。その雪原で女性の遺体が見つかる。発見した地元ハンターのコリーと女性FBI捜査官ジェーンが犯人を追うが…。
登場人物それぞれの背景が絡み合いながら、殺人事件の犯人に近付いていく。特別な謎解きのようなミステリーは無いけれど、思いがけない場面転換で、犯行の状況が明かされる。
そして一気に緊張感が高まる銃撃戦。
かなりヒリヒリする展開で、手に汗握ってしまった。
背景にある社会問題も語りすぎず、うまく感じさせる演出で、登場人物たちの心境が自分の心にも残るような映画だった。
そして、MCUではスカーレット・ウィッチャーでおなじみの、女性FBI捜査官役のエリザベス・オルセンが、とても良い。頼りなさそうで芯は強く、突っ走りそうなんだけど賢く謙虚な捜査官を演じていて、とても好感をもてた。
おすすめです!