奥田英朗「罪の轍」読了

https://www.amazon.co.jp/dp/4103003537/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_WRXRDbEQP8X

すごい小説だった。
後半からクライマックスにかけてが圧倒的で、一気読みしてしまった。

東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。北海道、礼文島から窃盗事件の捜査から逃れるために東京に逃げてきた宇野寛治。彼が行き着いた先で、強盗事件、窃盗事件、そして男児誘拐事件が発生する。果たして犯人は?その動機は?

読み終えてから知ったのだけれども、実際に起きた「吉展ちゃん事件」がモデルになっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/吉展ちゃん誘拐殺人事件

昭和38年。テレビや電話が普及し始め、事件が起きればテレビで報道され、大きな話題になり、一般の人たちが電話を使って有象無象の情報提供や、被害者家族への誹謗中傷も起きるようになった。そんな当時の時代背景が誘拐事件をとおして見えてくる。

一方、2度目の東京オリンピックを翌年に控えた今、電話はともかくインターネットが普及した現代において、当時とは比べものにならない情報が氾濫していて、子供がひとり行方不明になった情報は、あっという間に世間に消費され、情報の波に飲み込まれ、すぐに忘れ去られてしまってはいないか。

当時の状況や空気がこの小説からヒシヒシと感じられ、現代との対比を否が応にも感じてしまう。

謎解きのミステリというよりは、警察小説、サスペンス小説モノなんだけれども、時代背景や登場人物のリアリティに引きこまれ、久々にドップリと読書の楽しさに浸ることができた。

Googleスプレッドシートを使ったウェブアプリ作成

https://www.glideapps.com

Googleスプレッドシートをデータベースのように参照して、ウェブアプリを作成できるサービス。

これは使えそう。試しに店のメニューアプリでもつくってみようかな。

観光マップアプリもデータを揃えればウェブアプリが作れてしまう。

去年の今頃、ReactNativeでやろうとしていたことが、プログラミング言語の学習コストをかけずに実現できちゃうなぁ。

まぁ、ウェブベースのアプリなので、それなりに機能は限られてしまうけど、サクッとアプリを作って自分のスマホですぐに動かせるのは、面白いなぁ。

眼鏡を新調

コンタクトレンズが目に負担になっていると感じることが多くなり、今まで使っていた眼鏡も、軽い代わりにグニャグニャで安定しないのがストレスになり、思い切って眼鏡を新調。

とにかくド近眼なので、レンズが分厚くなるため、フレームの形が限られてしまうんだけど、今回はツルがしっかりしたものを選択。

安定してしっかり眼鏡をかけることができるので、とても楽になった。

これからちょっと眼鏡時間を増やしてみようと思う。